青空が広がった5月18日(土)、清田区北野の厚別川(あしりべつ川)にヤマメの稚魚5000匹が放流されました。子供たちがそれぞれバケツで稚魚を放流しました。
このヤマメの稚魚の放流は、北野地区町内会連合会と北野地区育成委員会が「あしりべつ川を故郷の川として子供たちに親しんでもらおう」と、北野町連が発足した昭和58年(1983年)から毎年行っている春の伝統行事で、今年で41回目になります。
この地域行事は、北海道山女魚(ヤマメ)を守る会も共催で参画しており、毎年、この稚魚の放流を盛り上げてくれています。
放流した場所は、北野ふれあい橋(札幌市清田区北野3条6丁目)たもとの川岸。地域の子供たちがバケツを持って集まったところで、まず、放流式を行いました。
岡本北野町連会長と知野清田区長が挨拶し、地域の子供たちの代表や来賓の皆さんがテープカットを行った後、いよいよ稚魚の放流を行いました。
稚魚はこの日、喜茂別町の養殖場から車で運ばれてきました。簡易水槽に入れたヤマメの稚魚を子供たち持参のバケツに分けると、子供たちは次々と川岸に向かい、バケツからヤマメの稚魚を川に放流しました。
子供たちは「バイバイ」「元気でね」とヤマメの稚魚に声をかけながら放流体験をしました。
放流されたヤマメの稚魚は1年ほど厚別川(あしりべつ川)で生息し、来年春、石狩川を経て海に出ていきます。海に出たヤマメはサクラマスと呼ばれます。2年ほど海で成長して再び清田区の厚別川にサクラマスとして帰ってきます。
「ひろまある清田」より転載