第30回北野ふれあい夏まつりが7月16日(土)あしりべつ川(厚別川)北野ふれあい橋左岸河川敷(札幌市清田区北野6条3丁目)で開催されました。夜には恒例の花火大会も行われ、北野の夏の夜空を華やかに彩りました。
北野ふれあい夏まつりはコロナ禍のために2年間開催ができませんでした。今年は3年ぶりの開催とあって、これまでにない多くの人がどっと押し寄せ、大変な賑わいとなりました。
特に、子供たちが楽しそうだったのが印象的でした。浴衣を着て来場する女の子も多くいました。みんな夏祭りを待っていたんだね。
このお祭りは、北野地区町内会連合会と北野地区の各団体で構成する実行委員会の主催で、町連のお祭りとしては有数の規模のお祭りとして知られています。
北野響楽太鼓の景気のいい太鼓演奏で午後1時に開幕。主催者挨拶、来賓紹介などのオープンセレモニーの後、河川敷に設営した特設舞台では早速、様々な団体、グループのステージ発表が行われました。
札幌北野少年少女合唱団の美しい歌声、北野平小・福住小合同バンドによる軽快なジャズ演奏、清田ダンスキッズの元気な踊りなどが次々と繰り広げられました。
さらに、きよっち音頭、ビンゴ大会、ひょっとこ踊り、北海盆踊り、三線演奏、カラオケ大会などが日没まで行われ、3年ぶりのお祭りを楽しみました。
3年ぶりの開催といっても、感染対策のため、飲食スペースは立食のテーブルを少し出しただけで、恒例の焼き鳥、焼きそば、トウモロコシの販売などは一切なく、清田地区商工振興会の出店がわずかに助六寿司とおにぎりを販売した程度でした。
露店は綿あめ、かき氷、お好み焼き、たこ焼き、金魚すくいなど14店が出店。例年より少ない出店でしたが、露店ゾーンはどっと人が押し寄せ、夜まで大賑わいとなりました。
会場では、福祉関係の店やバザーなども出店、さらに清田の東部商事が新鮮な野菜・果物を販売しました。
今年は北野町連が創立40周年に当たり、記念ビールを生産しました。会場の一角で、2本入ったセットを販売しました。
また、あしりべつ郷土館もテントで北野の歴史パネル展を開催しました。
夜には恒例の花火大会が行われました。19時45分から20時5分までの20分間、次々と会場の夜空に赤や青、黄色など色とりどりの花火が打ち上げられ、歓声が沸きました。
この花火大会は、北野地区の住民の皆さんと地域の企業・団体の寄付・負担で打ち上げられ、札幌でも有数の花火大会に数えられているものです。
夏まつり会場の河川敷地だけでなく、周辺の堤防の上も多くの人が詰めかけ、過去最多の人出となりました。一部では、堤防を越えて道路まで人があふれていました。
今年の北野ふれあい夏まつりは、例年の3倍くらいの人出となったのではないでしょうか。コロナ禍のため、過去2年間開催できなかったため、どっと人が繰り出したものと思われます。
露天商の人からも「すごい人出だな」と驚きの声が出ていました。
花火大会後は、周辺の道路は車で大混雑となり、事故もあったようです。
お祭りにどっと人が繰り出すのは、今年の札幌まつり(6月14日~16日)の中島公園の露店や、7月3日の里塚・美しが丘地区センター(札幌市清田区里塚2条5丁目)の夏のつながるフェスタでも同様でした。
2年間コロナでお祭りや地域のイベントがなかったので、「待ってました」とばかり、どっと人が繰り出す傾向があるようです。
ただし、コロナが猛烈に再び急拡大しています。北野ふれあい夏まつりの会場も、かなりの密集・密接でした。今後の地域のお祭りやイベントがどうなるのか、不透明になってきそうです。
それにしても、この大きな北野ふれあい夏まつりを準備、運営した北野町連はじめ北野の住民の皆さんのエネルギーは大したものです。毎年、そう感じます。
「ひろまある清田」より転載
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