北野の朝日ヶ丘町内会は6月29日(水)、高齢者を対象にした「歌声サロン」を町内会館で開催しました。清田区の歌声ボランティア「ふれあいサポート」(園部直人代表)の皆さんによる歌声喫茶で、懐かしい唱歌や昭和歌謡をみんなで一緒に大きな声で歌い、楽しい2時間を過ごしました。
同町内会の高齢者対象の活動「きたのくらぶin朝日ヶ丘」は、介護予防事業にお楽しみ要素を加えて活動をしていこうと、今回の歌声喫茶を開催しました。あしりべつ郷土館も協力し、地元北野に残る歴史遺産「吉田用水跡」の動画も映写、郷土の歴史も学びました。
コロナ禍で2年余り活動ができなかったので、久しぶりの開催でした。
介護予防センターの職員を含めて30名ほどが参加しました。
はじめに「与作」の歌に合わせた健康体操で体をほぐし、「花」や「夏の思い出」などの懐かしい唱歌を園部さんのリードで歌いました。
園部さんのユーモアを交えたトークや解説、クイズも絶好調で、会場は盛り上がりました。
後半は、お待ちかねの昭和歌謡タイム。「湖畔の宿」「青い山脈」「マリモの唄」「この世の花」「ああ上野駅」「365歩のマーチ」「好きですサッポロ」など懐かしい昭和歌謡の数々をカラオケ映像に合わせて、次から次と、みんなで元気に声を出して歌いました。
ふれあいサポートの皆さんは、この日、映像機材等を持って4名で来ましたが、そのうちの1人は、元北野小学校校長の木村範子さん。最近、ふれあいサポートに加わったそうで、この日が初めての活動だったそうです。木村さんは音楽(声楽)が専門だそうで、この日は「瀬戸の花嫁」を美しい歌声で披露しました。
楽しい歌声喫茶の合間に、あしりべつ郷土館の歴史動画「清田のいまむかし」と「吉田用水跡を訪ねて」の2本を見て、郷土の歴史にも触れました。
吉田用水は明治25年(1892年)頃、吉田善太郎さんという人が中心になって、厚別川(あしりべつ川)の清田付近から取水し、北野、大谷地の水田に水を供給した長さ5キロに及ぶ最初の用水路で、その痕跡が北野3条3丁目に500mにわたって残っています。
最後は、歌声喫茶といえばこの歌、「高校三年生」をみんなで高らかに歌って、幕となりました。
「ひろまある清田」より転載