北野中学校吹奏楽部は10月4日(日)、第12回定期演奏会を同校体育館で開催しました。会場は部員の家族限定でしたが、部員たちは力いっぱい日ごろの練習の成果を披露しました。
今年は、新型コロナウイルスの影響で4月の新学期早々に学校が休校になり、その後も吹奏楽部の練習活動は何かと制約があったようです。
毎年目標としている吹奏楽コンクールも中止になったほか、様々な演奏の機会も中止が相次ぎました。それでも一生懸命に練習に励んできました。
その中で迎えた定期演奏会。部員たちは保護者や先生らに感謝の気持ちで臨みました。
例年だと、定期演奏会は地域の人たちにも公開していますが、今年は、コロナの感染対策として、部員1人につき家族3人までに客席を限定しました。
会場入り口では全員が検温し、手指の消毒をしてから入場しました。椅子のディスタンスをとり、館内の換気にも気を付けながらの演奏会です。
第1部は、3年生が1年生の時のコンクール曲「聖ヤコブの墓」の演奏で始まりました。さらに「天空の城ラピュタ」などおなじみの曲を演奏しました。
第2部は クラリネットやサックス、パーカッションなど各パートのアンサンブル演奏。
郷愁を誘う「子供盆おどり唄」を歌付きで演奏する一幕もありました。今年の夏は、コロナの影響で町内会の夏祭り・盆踊りが軒並み中止になり、この唄が街から流れることはありませんでした。定期演奏会の場で、この唄が甦りました。
第3部は、「聖者の行進」や「宝島」など吹奏楽の定番曲で盛り上がりました。踊りやパフォーマンス付きの演奏もありました。
コロナ禍の中の定期演奏会でしたが、部員たちの演奏は例年通りのすばらしい音色、北野中のサウンドを響かせていました。
「ひろまある清田」より転載