札幌市清田区北野の高校生、落合早輝さん(北星学園大学附属高校3年)が11月3日、東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われた第44回スポーツチャンバラ世界大会で見事に優勝しました。

(左から)父親の落合祐司さん、小角区長、優勝した早輝さん、母親の早苗さん

 世界大会は、23か国から1000名あまりの選手が参加して開催されました。
 このうち落合さんは国別対抗戦の団体の部に日本代表チーム(3人編成)の1人として出場しました。決勝戦は、昨年優勝したイタリアとの対戦でしたが、見事、これを撃破し優勝しました。世界一です。すごいですね。

優勝した日本代表チーム。右端が落合早輝さん

 落合早輝さんは、今年度、東日本選手権大会でグランドチャンピオンになったほか、アジア・オセアニア大会では基本動作、打突、国別対抗戦のすべてで優勝。さらに、全日本選手権大会でも基本動作で優勝、全国リクリエーション大会でも基本動作で優勝するなど華々しい戦績を残してきました。
 こうした活躍があって、世界大会の日本代表に選抜されたとのことです。
 なお、近年の成績では、2016年の岩手国体で基本動作のグランドチャンピオンになり、すぐ上の兄も打突グランドチャンピオンになったことから、「兄妹で頂点になった」と話題になりました。

小角清田区長に優勝報告

 落合早輝さんは11月6日(水)、清田区役所を両親の落合祐司さん・早苗さんとともに訪ね、小角武嗣区長に世界大会優勝の報告を行いました。小角区長は祝福とねぎらいの言葉をかけ、その活躍に目を細めていました。
 スポーツチャンバラ(スポチャン)は子供のチャンバラごっこを原点とした日本発祥のニュースポーツ。今では世界60か国以上で行われ、最近はイタリアやフランスなどヨーロッパ勢が力をつけてきているそうです。
 ルールは簡単だそうで、「エアーソフト剣」という道具で対戦相手のどこでも叩けば勝ちというものです。
 落合さん家族は、一家5人全員でスポチャンに取り組むスポチャン一家として知られています。落合さん夫婦と早輝さん、早輝さんの2人の兄、全員がスポチャン愛好者で、これまでも国内外の大会で活躍してきました。
 落合祐司さんは「どさんこスポチャンクラブ」を主宰し、札幌と周辺数カ所でスポチャン教室を開催、早輝さんを含め家族総出でスポチャンの普及活動を行っています。

「ひろまある清田」より転載