秋晴れとなった10月28日(月)、北野の住宅街の中にある北野たかくら緑地(札幌市清田区北野6条4丁目)に行ってきました。紅葉が進み、散策路はふわふわした落ち葉のじゅうたんのようです。

 この緑地は大正3年(1914年)に、高倉左輔という人が牧場として開拓した土地の一部を緑地にしたものです。3.9ヘクタールの自然林を利用してつくられた公園で、周囲の住宅街から一歩中に入ると、まるで森の中に入り込んだような雰囲気になります。
 コナラやハウチワカエデなどの木々が生い茂り、たくさんの種類の野鳥や昆虫が生息しているそうです。
 今の時期は、紅葉が進み、枯葉が次々と舞い降りてきます。園内の散策路や広場は枯葉が降り積もり、落ち葉のじゅうたんのようです。
 森の中を歩いていると、サクサクと落ち葉を踏みしめる音と野鳥のさえずりだけが聞こえます。間もなくやってくる冬を前に、森が最後のにぎわいを奏でているかのようです。
 適度の起伏もあり、森を保護するために木道も整備されています。
 ここは、北野地区に残る貴重な自然であり、動植物と触れ合うことができる自然生態観察公園という位置づけだそうです。深まりゆく秋の散策もすてきです。

「ひろまある清田」より転載