ヤマメの稚魚約1万匹の放流が今年も5月18日(土)、札幌市清田区北野6条3丁目の厚別川(あしりべつ川)で、子どもたちによって行われました。

 これは北野地区 町内会連合会が、厚別川を「ふるさとの川」として子供たちに親しんでもらおうと昭和58年(1983年)から毎年行っているもので、今年で38回目になります。

 ヤマメは、きれいな川に生息するといわれており、「いつまでもきれいな厚別川であってほしい」という北野の人たちの思いが詰まった行事でもあります。

 今年も北海道山女を守る会と北野地区青少年育成委員会との共催で実施しました。

 初めに、多くの子供たちと清田区長、札幌市議、道義、北野の学校の校長先生らが参加して華やかに開会式とテープカットを行いました。

 放流するヤマメの稚魚は、この日早朝、喜茂別町のヤマメ養殖場から運んできました。

 子どもたちは、それぞれ持参のバケツにヤマメの稚魚を数匹ずつ入れてもらい、川岸から次々と放流しました。

 北海道山女を守る会によると、放流したヤマメはほぼ1年間、厚別川で生息し、来年の雪解け後に石狩川から海に出て、やがて太平洋 側に出て室蘭沖などで越冬し、3、4年で再び厚別川に帰って来るそうです。

 海に出ると、ヤマメはサクラマスと呼ぶそうです。

 この日の放流には、清田区のマスコットキャラクター「きよっち」も参加、子どもたちと記念写真に納まったりしていました。(「ひろまある清田」より転載)