旧道の桜並木を見ながらウォーキングし、みんなでジンギスカン鍋を囲む「旧道・桜ウォーキング&花見会」が4月28日(日)、北海道コカ・コーラボトリング株式会社(札幌市清田区清田1条1丁目)付近の旧道とコカ・コーラ駐車場で行われました。
清田区民と健康づくり団体「清田Hi遊会」、北海道コカ・コーラボトリングでつくる実行委員会(事務局:清田区役所地域振興課)の主催で、今年で9回目となりました。
昨年に続いて今年も快晴に恵まれ、約150人の区民が参加しました。
コカ・コーラ駐車場に集合した参加者は、準備体操をしてから2列になってウォーキングに出発しました。
コカ・コーラ前の旧道はエゾヤマザクラの桜並木があり、この日は1、2分咲きでした。中には4分咲きまで進んだ早咲きの木もあり、参加者は気持ちよさそうにお花見をしながらのウォーキングを楽しみました。
途中、厚別川(あしりべつ川)では、81匹のこいのぼりが泳ぐ姿を見ながらウォーキングしました。この鯉のぼりはボランティアグループ「あしりべつ川の会」が毎年、掲揚しているもので、清田区の春の風物詩になっています。
一行は、清田緑地などを通って、清田公園で小休止しました。ここで「きよっち音頭」を踊る予定でしたが、歌を流す機械の調子が悪く中止に。代わりに軽体操をして再びウォーキングに出発しました。
最後は、厚別川沿いの道を歩いてコカ・コーラ駐車場に戻ってきました。約3・5キロの行程を1時間半で歩きました。
コカ・コーラ駐車場では、グループに分かれてジンギスカン鍋を囲み、談笑しました。快晴の下で、みんなで食べるジンギスカンは最高でした。
旧道のうち桜並木のある区間は、区民の公募により2011年(平成23年)、「あしりべつ桜並木通り」という愛称がつけられました。旧道は明治6年、北海道開拓使が造った札幌本道(室蘭街道)が基になっています。
札幌本道=旧道は、明治の開拓期から北海道の主要幹線道路になり、明治の初めには今の清田小学校の校庭付近に通行屋(旅館・休憩所)なども設けられました。
旧道のコカ・コーラ、清田小学校付近は、清田(当時は「厚別」と書いて「あしりべつ」と言う地名でした)発祥の地域であります。
そんな故郷清田の歴史を大事にしたいという思いが、この「あしりべつ桜並木通り」という愛称と、「旧道・桜ウォーキング花見会」にはあります。
「ひろまある清田」より転載