札幌北野少年少女合唱団(室内文代表)は4月12日(土)、スプリングコンサート2025を札幌コンサートホールkitara小ホールで開催しました。元気で明るい歌声、ほほえましい子供たちのトークなど、今年も楽しい舞台を見せてくれました。

 札幌北野少年少女合唱団は昨年9月15日、浜松市で開催された「ハママツ・ジュニア・コーラス・フェスティバル」に札幌代表として参加しました。同合唱団としては20年ぶりの道外遠征で、団員たちはとても楽しい充実した体験だったようです。

 今年のスプリングコンサートは、その思い出の浜松で出場団体の全員で歌った「手のひらを太陽に」の合唱で始まりました。

ほほえましい子どもトーク

 この歌は、「あんぱんまん」」の作者であるやなせたかしさんが作詞した曲(作曲はいずみたくさん)で、生きる喜びを歌った歌です。コンサート冒頭から、室内文先生の指揮で、団員たちの元気ではつらつとした歌声がホールに響き渡りました。

 このほか1部では、やはり浜松で歌った「希空」「地球星歌」をはじめ5曲を歌いました。

男子の合唱団員も増えました

 休憩をはさんで第2部は、全員が大きな音符の絵柄の入ったオリジナルの「浜松Tシャツ」を着てステージに登場。「わたあめ」「風になる」など7曲を迫力ある美しいハーモニーで歌いました。

森山綾乃さんのピアノ演奏

 また、合唱団の伴奏をしているピアニストの森山綾乃さんが、オリジナル作品の独奏を披露しました。

コンサートを盛り上げた演奏陣の皆さん

 会場は、団員の家族や友達、合唱団OB、地域の人たちでほぼ満席。元札幌市長の上田文雄さんや元清田区長の高橋彰さんの姿もありました。

ペンライトが揺れる客席

 アンコールに応えて、最後に、札幌北野少年少女合唱団ではお馴染みの「ひとつしかない地球」など2曲を演奏してフィナーレとなりました。客席ではペンライトの灯りが揺れ、今年も感動的な終演となりました。「ブラボー」という掛け声も飛びました。

 札幌北野少年少女合唱団がコンサートでうたう歌は、どれも前向きの分かりやすい歌で、それを子供たちや若人がのびのびと、そして楽しそうに歌う姿が大きな特徴です。

 だから、室内先生と団員たちが創り出す世界は、客席の大人にも元気をもたらし、心に届くテージになります。今回も会場の多くの人たちが、子供たちの歌声と歌う姿に心動かされたと思います。

室内文先生

 札幌北野少年少女合唱団は1990年に創団。現在、小学生から大学生まで50人余の団員で活発に活動しており、札幌市清田区の北野小学校で室内文先生の指導の下、土曜日に練習しています。

 今年は創団35周年に当たり、来年3月に35周年記念コンサートを計画しています。