北野小学校の3年生児童およそ80人が11月22日(月)、あしりべつ郷土館(札幌市清田区清田1条2丁目)を訪ね、清田区の歴史や昔の暮らしを学びました。

 あしりべつ郷土館には、清田区の住民がかつて使った農機具や生活道具、学校の教科書などが、多数展示されています。

 また、明治の開拓期の頃の清田区の様子を今に伝える史料などを分かりやすくパネルにした展示や、昔の清田区の様子が分かる大型の航空写真等も展示しています。

 児童たちは、カマや脱穀機、馬車、馬そり、大木を切り倒した大型ノコギリ等の農機具やランプ、わらじ、たらい、氷で冷やす冷蔵庫、炭火で温めるアイロンなど昔の生活道具の実物を、目を輝かせて興味深そうに見学しました。

 昔の生活道具など現物を直に見ることで、子供たちの興味や理解がぐんと高まるようです。

 館内の大型スクリーンでは、清田区の歴史を紹介した短編の動画も映し出し、子供たちの理解を助けました。

 この日は、郷土館ボランティアスタッフ7人が手分けして児童たちに館内の展示物や清田区の昔の話をしました。児童たちからは質問攻めでしたが、丁寧に応えていました。スタッフ7人のうち3人は元小学校の校長先生。子供たちへの説明はさすがに上手です。

見学を終えて郷土館スタッフに感謝する北野小児童たち

 あしりべつ郷土館は清田区内の5つの町内会連合会でつくる運営委員会が運営しています。運営委員会の下に事務局を設け、そこのボランティアスタッフが実際の運営実務を担っています。運営経費は町内会員1世帯年間40円の負担で賄っています。

 開館日は水曜日と土曜日(10時~16時)。入館無料です。開館日以外でも、今回の北野小学校のように団体見学に応じています。その際、スタッフがガイドもします。申込方法など詳細は、あしりべつ郷土館ホームページをご覧ください。

 また、ホームページには、清田の郷土史に関するさまざまな情報が載っています。

「ひろまある清田」より転載