北野福祉まつりが10月27日(日)、北野連合会館と、隣接する北野児童会館で行われました。
「つなげよう、ひろげよう、福祉の輪」を合言葉に毎年、北野地区福祉のまち推進センターが主催している地域イベントで、コロナで中止した年もありましたが、今年で21回目となりました。
開会式で岡本諒北野町連会長は「北野は高齢化が進んでいるけど、頼りになるのはご近所さんと福祉の輪です。優しい街、安心安全な街づくりが福祉まつりの狙いです」と述べました。
今年はオープニングゲストに、サックス奏者の子育てママさん2人を招き、それぞれアルトサックスとテナーサックスのソロ演奏を披露。坂本九さんが歌った「見上げてごらん夜の星を」など4曲を演奏しました。
恒例の講演は、札幌南徳洲会病院(清田区平岡5条1丁目5-1)の四十坊克也院長(北野在住)が「緩和ケアってなあに」という演題で行いました。
今年も健康チェックコーナーが設けられ、地域の人たちが「物忘れ相談プログラム」や骨密度測定、ベジチェック(野菜摂取度測定)、血管年齢測定などを受けました。
健康チェックには、清田区保健福祉課、第一包括支援センター、介護予防センター北野・平岡の職員が対応してくれました。
健康チェックを受けた男性は「健康チェックを手軽に受けられる機会を設けてくれて、ありがたい」と話していました。
手作り作品販売コーナーでは、今年で結成20周年を迎えた手づくり布絵本の「北野ゆめの会」が、ぬくもりが感じられる布絵本の販売を行いました。
児童会館では、子供向けの赤ちゃんお世話体験コーナーが設けられ、子どもたちが人形を使って、赤ちゃんの抱き方などを大人のボランティアから教わりました。男の子も赤ちゃん人形を抱くほほえましい姿もありました。
また、「北野ゆめの会」が布で手作りした魚を使った魚釣りゲームや、塗り絵のコーナーなど楽しいゲームコーナーが子供たちの人気でした。
連合会館の会場には喫茶コーナーも設けられ、コーヒー、唐揚げ、いなりが販売されたほか、地元の「おいも屋いも平」(北野7条5丁目10-12)が、あったかでおいしい焼き芋を販売しました。
また、会場には、絵手紙サークル「きらり」の温かみのある絵手紙作品がたくさん展示されました。
今年は、コロナ前の状況にほぼ戻った北野福祉まつりとなり、高齢者も子育てママさんも安心して暮らせるまちづくりを目指す機運醸成のイベントでした。
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